医師の治療補助をし、献身的に患者のケアをする看護師。そんな白衣の天使といわれる看護師には、認定看護師という上位資格があるのをご存じでしょうか。
認定看護師とは特定の分野で技術と知識を認められた看護師です。特定の分野には、手術看護や生殖看護、認知症看護などさまざまな種類があります。
認定看護師になるには看護師としての経験が通算で5年以上あり、その中で認定分野の経験が3年以上必要です。そして、認定看護師教育機関で学び、認定審査に通れば認定証が交付されます。
認定看護師は資格を取得すれば終わりというものではなく、資格を更新するためにも条件がありますので、看護師として常に向上していくことが大切です。

認定看護師は2020年より新たな認定看護師教育課程へと移行することが決まり、特定行為研修が組み込まれることになりました。現行の認定看護師教育は2026年をもって終了します。
したがって、認定看護師には2種類あります。現行の認定看護師をA課程認定看護師、2020年から始まる新たな認定看護師をB過程認定看護師といいます。
B過程認定看護師のほうが、特定行為研修がある分教育機関で学ぶ時間が200時間程度多いです。現行のA過程認定看護師の資格を持っている人が新たなB認定看護師の資格を取得したい場合は、特定行為研修を受けて修了した後、移行手続きをすれば取得できます。
Bに移行せず現行の認定審査を受けて合格することで、A認定看護師として続けることも可能です。